スリルミー2018 12/17夜(柿松ペア)メモ

12/17(月)  19:30公演

柿松ペア

私:松下洸平

彼:柿澤勇人

 

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小顔ペア。客層若かった〜

 

以下レポと感想です。長いです。

※ネタバレ有


《柿澤彼》

・へんな宗教にハマった人。正確にはニーチェ。(どんなや)

ニーチェへの傾き方が半端じゃない。自分が超人だって本当に思ってる

・無意識に愛に飢えてる。家族に関しても弟が嫌いというよりお父さんの愛情が欲しい。

・昔はよく笑ういいヤツだったのだろうか

・自分の意見を否定されたり思い通りにいかないととキレる

・大体無表情。感情はあるけど出し方が極端。でも殺人とか放火の後にたまに浮かべる恍惚な表情がゾクッとするくらい色っぽい

・私に話しかける口調が優しい。フォントが明朝体

・友達いなそう。(昔はいたのかもしれない)

・まあまあ不思議ちゃん

(私のこと無表情ながら気にしたり構ってほしいのかなって思うときもあるけど、全体的によくわからない。盛大なツンデレなのかニーチェに傾きすぎてこうなっただけで昔は違ったのか…難解…)


《松下私》

・しっかりしてるし優しいしダメなことはダメだってきちんと言える。責任感強くて友達多そう。

・一生懸命

・よく笑うしよく喋る。表情がころころ変わる

・彼のことを心配してる。

・何で彼のこと好きなの?って聞きたくなる一途さ

・犯罪はしたくない

・彼は本心では私のことを必要としてるし(無意識だろうけど)、それが言動にちらほら見え隠れするのに全くと言っていいほど気づかない。ええい鈍感め!!!

・彼の望むことをすればいつかは自分に振り向いてくれるんじゃないかと思ってそう。そういう意味でいうと自然と言うこと聞いちゃうわけじゃなくて、一定の罪悪感は常にある状態で犯罪に加担してる。


《私と彼》

・契約書なくても対等

・幼馴染っぽいし本当に昔からずーーっと一緒にいたんだろうなと思う。お互いをわかってる感じがする

・はたから見ると彼から私への愛がほぼ感じられない。え、なんであの2人?って思われそう。

・彼は私のことを信頼してる。話もちゃんと聞いてあげてて反応は激薄だけど会話が成立してる。

・私は彼のこと大好きだけど、恋愛感情と友情両方見られる。ただ依存気味で過保護なところもある

・ていうかお互いを求め合ってはいるのに明らかに向いてる方向が違う。彼からしたらちゃんと信頼してるのに、なんでこいつこんなに自分を求めるんだろうって思ってそう

・普段から距離感が近い。スキンシップも多い。

・彼に関われば関わるほど私はボロボロになるのに追いかけ続けちゃう

 

以下、各場面

 

《冒頭~隠された真実》

・足取りは重いけど口調はしっかりしてる

・34年間毎日後悔してたに違いない、心の傷がまったく癒えてない松下私。彼のことを話せば話すほど悲しくなって自分を追い詰める。

・時折苦しそうな表情をする。事件のことは話したくなさそう


《ぼくは分かってる》

・バードウォッチングしつつもソワソワしてる松下私。

・対して柿彼登場したときの顔は真顔。でも私をガン見しながらめちゃくちゃソロソロ近づくあたり彼も私のこと好きそう!後ろからハグして再会の挨拶。

・そのときの松下私の表情 ( ゚o゚)ハッ からの (*゚∀゚*)

・私「待ってたよ!!!!もう来ないかと思った!!!3時だよね約束は!!」猛烈に嬉しそう。めちゃくちゃ畳み掛けるしどんだけ好きなの

・でもどっちかというと孤独で長くて辛い日々を送ってたのは彼の方な気がする。私以外に友達いなそう。昔はいたんでしょうか。

・アウフウィーダゼンされて倒れるけどしばらく立ち上がらない。僕はわかってるが自信満々。

・私の主張をちゃんと聞いてる彼(顔は興味なさそうだけど)

・火持ってるかって聞かれるまえにマッチ出す私。でも出し方が「またどうせ火持ってないんでしょはいはい!」みたいな感じ。

・放火の計画を思いついて指をパチンと鳴らす

・キスシーン チュッてリップ音立てて軽くキス→私の腕掴んでがっつりキス。私がそれに応えて腕掴もうとしたところで離される

・マッチは私の方みながら放り投げる。松下私なんなくキャッチ


《優しい炎》

・彼「綺麗だ…」言い方が色っぽい。大層興奮しているようです

・階段では彼の方から私を抱きしめる。彼の方も私を求めてるのがわかる場面

・彼よりも前に出て炎に見とれながら歌う松下私。「なぐさめてくれーるー」でバックハグされたときの2人の感じが相思相愛


《契約書》

・何の連絡もなかった事に対して、寂しさよりも心配の方が勝ってそうなお世話焼き松下私

・心配されてるのに「なんで?(^^)」な柿彼。ほんとにわかってない。謎の自信に満ちてる。私の話をちゃんと聞いてあげようという気を感じる

・「じゃあここにいろ」「俺が寝てるのをみてろ」が優しい。怒ってない。これが通常運転な2人の関係だって思ってそう。彼は。

・1回目の「お前がいなきゃダメなんだ」がマジ。そして結構さらっと言ったのにしっかり聞いてて「え?!」ってめちゃくちゃ嬉しそうな私。でも信じられないみたいな顔もしてる。

・2回目「お前がいなきゃ、ダメなん、だ」  私の反応を試しているような話し方だけど、実際には彼の本心だと思われる。顔が切ない。私の方を見ながら言ってるし!

・「見損なった」がそんなに見損なってない。ただ私へのダメージはまあまあでかい

・この時点で汗がすごい柿澤さん

・最初からかなり乗り気な私 。「契約書?!」←食い気味

・「今度は僕の番だ」でナイフ掴もうとする松下私

・指切る時に全然怖がらない彼。ナイフで指差す前にちゃんとやってますけど?みたいな感じで私の方をチラッと見る。


《スリルミー》

・「危なかった!!!💢あと5秒遅かったら捕まってたよ!!!!💢💢」←激おこ

・松下私は彼に言うことを聞かせたいとか独占したいとかってよりも、彼に振り向いて欲しいみたいな感じ。心の叫び。契約書も割と本気で破ろうとする

・「やめろ」って言われても触る。でもその後の彼の振りほどき方が激しくない

・彼の胸ぐら掴んでブチギレる私。まさかの武力行使。強いwwwwww かなり怒っているようです。

・服脱ぐときは成福ペアとは違って、向き合って鏡みたいに同じ動き。ネクタイ外して床に落とすときの、やんのか?お?みたいな彼の顔はなんなの

 

《計画》

・「銀行強盗?(^^)」ちょっと楽しそうな私。

・いそいそと服着直す私に対してスーツぐしゃぐしゃなまま殺人の計画話し出す彼が怖い。一点見つめて不吉な笑み浮かべてるのがヤバイ。

・弟殺すって聞いて本気だと焦り出す私。

・彼の言う通り私は本当に自慢の息子で、家族にも大事にされてそう。だからこそ弟に執着する彼のことを必死で止めようとしてる。

・代わりに他の誰かを殺そうって言われても、どうしようどうしようって思い詰めた表情の松下私。気づいたら計画始まってたー!みたいな感じ。


《戻れない道》

・54歳のまま歌う私。後悔と諦めと懐かしみが混ざったような歌い方で泣ける。

・準備中彼「お前のwww得意な仕事だろwwww」なぜそんなにわろてるんだw

 

ロードスター

・(ライター)カチャッパコッカチャッパコカチャパコうるさい。格好も相まって完全に不審者。通報5秒前。

・ゆっくり舞台前方に歩いて行く彼を思いつめた表情で見つめてる私

・柿彼子供の扱い下手くそすぎる

・反応みて車の真似したりするけど逆に不自然。歌の間に挟む笑いが不吉

・目が笑ってない。子供よく逃げなかったなというレベルである

・「名前は? …いい名前だねえ~(棒)(ワントーンダウン)

・「いい子だ… さあ(真顔)

・早く殺したいオーラがすごい


《超人たち》

・恐怖のあまり腰抜かす松下私。彼が放り投げた血のついたロープもヘビかってくらい盛大にビビる。

・「しっかりしろ!!!」歌ってない。怒鳴ってる。そして怒られる私

・彼の俺超人顔(とは)


《脅迫状》

・「完璧だ…」茫然自失な私。もう元には戻れない感。

・メガネがないことに気づいたときのやっちまった顔からして確信犯ではなさそう

・柿彼メガネがないっていう私の話を気にしてはいる。でもそれより脅迫状を一緒に読んで欲しい

・俺が誘拐されたら~のくだりが普通に会話。「お前は自慢の息子だもんな」も皮肉っぽくないし、普段から私のことを認めてる雰囲気がある。 彼の愛に飢えた感じがひしひしと伝わってくる。誰か彼保護してあげて…。


《僕のメガネ》

・焦りすぎな私「どこかで落とした きっと…(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう)

・メガネを落としたのはわざとじゃなくて事故っぽい焦り方だけど、途中からこれを利用できないか…って考えてるような表情をする。でもこの時点ではまだ捕まりたくなさそうだし焦ってる。

・私「やっぱり上手くはいかない」

彼「あ゛あ゛?!?!(ブチギレ)

電話耳から離して私の方に詰め寄ってキレる。せめて電話で話してw

・新聞広げてもあんまり焦らない彼。あくまでも自分に不利だったり思い通りに行かないと取り乱すけど、それ以外は楽観的。

・彼「お前だけだ」私「…ぇ?(信じられない)」


《あの夜のこと》

・不安でいっぱいな松下私。でも彼に話をするときの口調はしっかりしてる。

・練習は自信なさそう。「できないよこんなこと!」の悲痛な叫び

・と思いきや警察の取り調べではけっこう堂々としてるしっかり者の私。

 

《公園》

・「褒めてくれる?」彼に会いたく会いたくてて仕方なかったでたろう松下私

・焦ってるのは明らかに彼。私の胸ぐら掴んで柱ドンでキレるスタイル。焦るとキレる傾向がある

・全体的に彼の情緒が不安定。優しく取り調べのこと聞いたと思ったら急にキレるし、自分に都合が悪くなると私を責める。

・柿彼、自分が裏切ってるとか酷いこと言ってるって意識がなさそう。タチ悪い\(^o^)/

・ゆえに私の「どうしてそんなことが言えるの?」が心底信じられないみたいな言い方 。泣きそう。

・でも同時にもうこいつは無理だって思ってそう。ちょっと目が覚めた私

・柿彼私に背を向けた瞬間焦ったような顔してちょっと泣きそうだし、彼が裏切られたようにも見える不思議!


《僕と組んで》

・閉められたドアを殴ろうとして振りかざした拳下ろす彼が印象的。このときはまだ私に気付いてないから強がってるわけではなさそう。

・私を見ても取り乱したりブチギレたりしない。淡々と私を責めるし、すぐにここから出れるって自信がすごい。さすが自称超人

・「裏切ったのは君だ」とか、証拠が全部揃ってることを教えるときの私の口調が、怒ってるし彼を突き放してるようだけど自分に言い聞かせてるようにも聞こえる

・彼に対して一番怒ってるのはこの時

・今までと違う私の様子を見てぽつりぽつりと歌い出す柿彼。だがしかし歌にぜんっっぜん心がこもってない。形だけでも謝れば、キスでもすれば許してくれるよね?みたいな感じ。そもそも認識がちょっと傷つけじゃったゴメン!くらいだと思われる(余計松下私が傷つくよ…やめて…)

どうでもいいけど前方座席サイド側だと千鳥配列だからかこのシーンがまったく見えない(泣)


《アフレイド》

・死の恐怖に怯えまくる彼

・リアルに悪魔の幻覚見えてる説

・縮こまって震える。惨めで可哀想で見てられない。身長縮んだ?

・「泣きそうだ」←半べそ

・まさかこんなことになるなんて微塵も思ってなかったんだろうな… 常に謎の自信に溢れてたし…


《99年》

・弁護士の夢の話をする時の彼が心底憧れてる口調。人殺してなければ頑張って!って言いたくなるくらい明るい話し方。

・そしてそれをしっかり聞いてあげる私。ちょっと笑ったりするけどめちゃくちゃ辛そう。事実を話すか悩んでる様子。彼のことを切り捨てきれない。

・「まだわからないの?」←悲しそう

・彼真相を聞いて項垂れる。私はずっと彼の方を見てる

・「いかれてる」がちょっと笑ってる。私の告白に対してはそんなに驚いてる様子はない。すんなり受け入れた上で(自分はレイと対等に向き合ってきたつもりなのにこんなことするなんて)いかれてる、みたいな感じ。彼が嵌められたというより裏切られたように見える。なんでー!

・どんどん遠ざかっていく彼を見つめる私の表情のコレジャナイ感。明らかに私が望んだ結末じゃなくて悲しい。

 

《ラスト》  

・「こんな話二度としたくはありません」で泣く。彼のことを思い出すのがつらそう

・「自由……」噛みしめるみたいな言い方。あんなにも求めてた彼はとっくの昔にいないのに、そんな中で自由にされても松下私にはどうしようもないんだろうな。

・手錠がとれて組んでた手を離すシーンがものすごくゆっくりだったのが印象的。指を一本一本ほどいてからそっと手を離す

・彼の写真見て嬉しさと懐かしさと、でも彼はもういないんだっていう悲しそうな表情をする。(ここで私の涙腺が崩壊)

・「待ってたよ」で19歳の当時に戻る。心の底から彼に会いたくて寂しくて仕方がなかったような口調で、松下私は本当に彼のことが好きだったんだろうと思う。なんでこうなっちゃったかな…

・私の記憶の中で呼びかける彼はやっぱり無表情だけど呼びかける声は優しい。あの頃の彼のまま。


《まとめ》

終わって一番最初に思ったのは"私の破滅の物語" 。

戻れない道をズンズン突き進む彼を最初は止めようとして追いかけてたのに、いつのまにか線を踏み越え禁じられた森に入ってしまった私。こんな結末望んでなかっただろうな。

このペアの悲劇ポイントは、松下私と柿澤彼お互いに求めあっていたのに全然違う方向を向いてたというか、目指した理想の場所は最初から全然違うってところ。肝心なところでは噛み合ってない。

松下私はしっかりしてるし彼にもハッキリ物言う性格で、殺人だって止められたんじゃないかな。でももう少しだけ、これくらいなら大丈夫、協力すればいつか彼はこっちを見てくれる…っていう一心で彼に手を貸してる感じ。だからこそ裏切られたショックも大きくて、落としたメガネを利用して無理矢理彼を手に入れようとしたんじゃないかと。捨て身の99年計画感。でもそんなやり方でやっと彼を自分のものにしたのに、結局残ったのは虚しさだけ。彼は死んじゃって私は取り残されて、壊れた船に乗ってたのは私の方だったという。まさに破滅的。

一方で、愛に飢えた彼にとって私はきっと唯一と言っていいほどの理解者だったし、一緒に犯罪を犯すこと自体が信頼の証だったような。わかりやすく自分を慕ってくれて、時には怒ってくれて、普通にやったら秒速で嫌われそうなことをしても離れていかない松下私。そんな私を傷つけちゃって、その挙句叩きのめされるのは自業自得といえばそうなんだけど、彼の方も裏切られたように見えるシーンが多発してて不思議だった。にしても彼は昔はさぞいいヤツだったんじゃないかと思わざるを得ない。じゃなきゃ松下私がこんなにもボロボロになるまですがったりしないよ…まあ人が人を好きになる理由なんて色々だから知らんけどさ…

 

最後のカテコがスタオベで、めっちゃくちゃに嬉しそうな笑顔の洸平くんが可愛かったです。それを見つめるカッキーも幸せそうで。松下私が憧れたのは、まさにこういう風に彼と笑い合える未来だったのかも…と思うと泣けました。

 

兎にも角にも素晴らしい公演でした!!

 

 

…いや、

長い。

 

6000字超えてる!すみません!\(^o^)/