景宗 M10.私だけが知る話

 

M10.私だけが知る話(너만 어는 이야기) / スチャン

11/19 スペシャルカーテンコールより

※動画はお借りしました

 

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今こそすべてを確信し 明らかにしよう

食事をするたびにひどくなっていく寝言

眠りから覚めるほどに増していった冷や汗

どうして今更気づいたのか 怒り憤る


老論四大臣の流刑により事件はひと段落したように思えたが、殿下の無気力症状は日ごとに酷くなっていくだけだった。

私もやはり長年の症状に確かな診断を受けるべきとし、殿下の無気力症状は明らかに毒による中毒であるということだった。

そしてついに老論派が君主に危害を与えようとしているという証拠を掴んだ。


私だけが知る話

幾千もの昼 幾千もの夜

走り回りながら探った証拠 密会

私だけが知る話

呆れ果てること 残すことなく記録しよう

君主を殺害しようとした逆賊

反逆者を告発しよう


1つ目 大急手(テグプス)!(※)

先の王の国喪の際、刺客を送り世子である殿下を殺害しようとするもの


延『刺客を送る?これらが及ばない限り…』


2つ目 平地手(ピョンジス)!

先の王の遺志を偽造し世子である殿下を罷免させようとするもの

 

延『まさか…国王の遺言を偽造しようと?』


3つ目 小急手(ソグプス)!

キム尚宮に銀500両を与え、王の食膳に毒薬を入れること


延『今私に、一国の世弟である私に国王に毒を盛れと命令するのか!』


なるほど殿下は三ヶ月前から食事をするたび吐き出したり倒れたりすることが見られていた、そのたびに毒の中毒になっていたのか


延『すでに毒の中毒になっていると?』


このすべてが

この体を王に押し上げるためのもの


私の手を 王家を汚すということか!

私はお前たちの謀反に手を貸すつもりはない!

 

私だけが気づいた話

もう皆が知るべき話

私だけが気づいた話

私だけが知る話

皆が知らなければ!

 

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※王を殺害するための3つの手法を三急手説(삼급수설)という

大急手(テグプス・대급수):刀で殺害

小急手(ソグプス・소급수):毒で殺害

平地手(ピョンジス・평지수):謀議により廃位させる(先代の王である粛宗の遺言を偽造し執行させる)

 

史実では…

少論派は四大臣の流刑で打撃を受けた老論派をさらに追い込もうと、地方の官吏を務めていた睦虎龍(モク・ホリョン)という人物を使い、老論派が三急手説を使って謀反を起こそうとしている、という話をでっちあげ告発させた。これにより老論四大臣は処刑され、老論派の大粛清が行われた。